気まぐれな商売人が平穏に暮らす庵…涼風庵の宣伝もある。
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雷鳴の轟く山 ~その6~
2009-07-08 Wed 10:31

雨が頬を激しく叩き、稲光が曇天を走る。
眼前に村を見下ろす台地に和装の男。
結った長い黒髪は風に揺られ、腰に差した刀に添えた手に力が込められていた。
抜刀体勢のまま瞳を閉じた姿には、どこかしら凛とした雰囲気。
…侍がそこに居た。

その脇、やや下がった位置には山伏のような身なりの老人。
無造作に伸ばされた頭髪、無精髭は白く。
両腕を組み侍を見守る目は微塵も揺るがぬ迫力を帯びている。

轟音と共に光る空。
突き刺さるように襲い掛かる稲妻。

侍が抜刀する。
振るわれた刀は、居合いの極意と共に切り裂く。
いや、雷を受け止めたというべきか…。
刀身に吸い込まれる雷。
絡め獲るかの如く鞘に納まる刃、雷光がチリチリと弾ける。

それらは刹那、といえる刻の中での出来事。

静寂が訪れ、雨が止んでいた。
侍は静かに目を開く。
発するは意志。

老人が静かに頷いた。
優しげな眼差しは子を見る親のように。
愛弟子の成長に目を細める。

気付けば陽光が辺りを照らしていた…


おそらく…
そんな感じだったに違いない。

御先祖様が立っていたであろう場所に立つは、勿論この人。
アズマ・シンボリ。
えぇ、オレです。

和装、風に揺れる長髪。
栗色の髪…染めてますが何か?

どんよりと曇った空、降り注ぐ雨。
ゴロゴロと嫌な音がしてます。
何故か訪れる事になった雷鳴山。
嫌な予感しまくりですよーーー

気を取り直して。
腰に差した愛刀に手を添え、静かに目を閉じる。
家伝の居合い。
雷鳴斬の体勢です。

その脇、やや下がった位置には銀髪の闇天使。
両腕を組み侍を見守る目は微塵も揺るがぬ迫力を帯びt
………いる訳もなく。
ニタニタと場に不釣合いな笑みですね。
ってか、あんた剣の師匠違うし!

はい、空が光りましたよ。
ゴゴォォォンと音。
落ちてきますよ雷様。
慌てて抜刀。
本気モードのオレを舐めるなーーーーー!!

スポッて何か変な感じになりました。
手元を見ると愛刀が…無いっ!?
ドガンと落雷一発。
咄嗟に避けれたのは、これまでの人生が修行だったと思えるような虐待もとい愛され方のお陰です。

ふと振り向けば頷いてる師の姿。
額に刀が刺さってるのは………お約束なのでしょうか?

そんな雷鳴山。
やっぱ無理だったべw

そう思っていると…
スタスタと前に出てくる師匠。
空に稲光。
居合いの体勢な師匠ですが…獲物は鞘の無いロングソード。
引きずって歩いてる為か刃がボロボロになってる長剣です。

ここは落雷多発する雷鳴山ですよ?
はいはい来ました雷落ちましたよw

振るわれる剣。
…何故か雷を切り裂き。
鞘も無いのにスッと雷は静まり、元の体勢に。


ΣΣΣ

誰か嘘だと言ってーーーーーーーーーー
そんな状況のオレ。

さて、次回で最後です。


                                その7に続く

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