気まぐれな商売人が平穏に暮らす庵…涼風庵の宣伝もある。
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雷鳴の轟く山 ~その4~
2009-04-27 Mon 16:26

「いや~良い湯だね♪」
爺ちゃん自慢の檜風呂に浸かりながらのんびりするオレ。
亡き祖父も感涙するぐらいに手入れが行き届いている。
「湯加減どうですかね?」
「もうチョイ熱めでお願いします♪」
と、言い窓の外を見上げる。
夜空には綺麗に輝くまんまるお月様。
声をかけてきたのは男の声。

………って、誰だてめぇ!!
ガバッと起き上がり外を覗くと誰も居なかったりする。

「ご飯出来たわよ!」
これは伯母さんの声。

釈然としないものを感じながらも風呂を後にする訳だが…


伯母との1戦…どうやって倒されたのか思い出せない、完敗ってやつだったりする。
アチコチ痛む身体。
まだまだ未熟と自分に言い聞かせ、食卓に向かう。

そこには、懐かしい故郷の味が待っていた…
ところ狭しと並べられた料理の数々。
食事といえば味噌汁。
こだわりのあるオレが最も好きな秘伝の味噌を使った逸品。
から揚げがあるのも当然。
濃い味付けの肉じゃがは我が家の伝統だ。
茄子の天ぷらがあるのに猛抗議しそうになるが、伯母の好物だと思い出し…黙っておく。
んで、後は…

………皿、皿、皿!?
いや、あきらかに食い散らかされた後があるんスが…

…一人の男がそこに居た。
ガツガツ食ってる男が居た。

銀髪にニタニタと嫌な笑み。
Σ師匠じゃん
「お先に頂いてます」

何やってんだてめぇ!!!!!

ストンと、小太刀が師匠の額に突き刺さった。
「あれほど待ちなさいと言ったでしょうが!」
伯母さんナイス♪

で、話を聞いてみると…
この辺で行き倒れだったらしい。
何やってんだこの人(何故か涙が

そんなささやかな食事も終わり、改めてオレが帰郷した話になる訳です。

「先ほどの手合わせで、あなたの腕前は嫌と言うほどわかりました」
はいはい、どうせオレは弱いですよ。
「このままでは新堀流の後継者としては不適格です」
そもそも継ぐ気ないしwww

…オレにも小太刀が刺さった。

「こうなれば、奥義を極めてもらうしかありません」
あぁ、あれだね。
御先祖様が雷を切り裂いたとかいう胡散臭い話しの。
今まで誰もやった事ないじゃんwww
「この秘伝書をあなたに授けます」
おい、人の話を聴け!!
そもそも、雷なんて…そうそう落ちるもんじゃねぇだろ!
「幸い…この近くに年中落雷があると言われる山があります」
へ?
「秘伝書にも書かれている…雷鳴山という山が」
「それはまた、都合の良い場所があったもんですねぇ」
師匠にサクっと小太刀が…いやいや、今は気にするところじゃない。

いくらなんでも無茶だべ?
ってか、そもそも跡継ぎなんて嫌だし。
オレにはオレの生活があるの!
道場潰せばいいじゃんw
所詮、田舎剣術なんだし…


…暴力とは恐ろしいもので。

こうしてオレ達は雷鳴山へと向かう事になったそうな。

                             その5に続く

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